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2018.2.22

CanSatプロジェクト

公益財団法人日本科学技術振興財団がSTEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)教育を推進するボーイング社の助成を受けて展開するCanSatプロジェクト(空き缶サイズの超小型衛生モデルを開発・制作し、打ち上げを目指す過程で、プログラミングなどの技能を学ぶことで将来に役立てていくプロジェクト)に2015年から参加し、昨年の2017年9月9日(土)~18日(月)の間、アメリカで行われた大会に参加した高校2年生の鴻 唯(びしゃご ゆい)くんに、プロジェクトについて広報部がインタビューを行いました。

 

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広報部「それでは今日はよろしくお願いします。」

鴻くん「よろしくお願いします。」

 

広報部「まず始めに、このプロジェクトに参加したきっかけを教えてください。」

鴻くん「たまたまホームページを見ていたときに見つけて、2015年の第1期から参加しました。」

 

広報部「事前講義のプログラミングは学校ではまだ勉強していなかったと思いますが、実際に受けてみてどうでしたか?」

鴻くん「最初はもう全然分からなかったです。でも、何回も質問していくうちに分かるようになってきました。」

 

広報部「プログラミングも頑張るとなると、学業との両立は大変だったのではないですか?」

鴻くん「すごく大変でした。毎日家に帰って復習し、プログラミングも先生にたくさん質問しました。」

 

広報部「では、受講した講座の中で印象に残っている講座はありますか?」

鴻くん「プロセッシングというアニメーションを作成するときに使うものの講座や、落下時のパラシュートの作成、CanSatを乗せた板に周波数を変えて当てていき、その振動に耐えられるかをテストする振動試験、そして、カメラの録画機能をオンにしてからオフにするまでの約20分間録画が正常に行われるかをテストするエンドtoエンド試験などが印象に残っています。」

 

広報部「2015年の冬から始まったプロジェクトですが、2年かけてプロジェクトのメンバーに選ばれたときどう思いましたか?」

鴻くん「最初はものすごくビックリしました。でも、その後すぐに学校を休んでアメリカに行くのか、とか考えましたね。」

 

広報部「参加したARLISS2017でエントリーした「Mission Competition」という部門では、ミッションを自由に設定することができるそうですが、鴻くんたちチームJFSはどのようなミッションを設定したのですか?」

鴻くん「高度や、緯度、経度などの位置情報を送るミッションにしました。そのほかに、それぞれが興味を持っているセンサー類を実装し、データの取得や解析を行いました。」

 

広報部「鴻くんが担当した作業を教えてください。」

鴻くん「自分は、通信関連の部分を担当しました。以前のものがあったので、それを参考に何秒間隔で情報を送信するかなどを組み替えたりしました。」

 

広報部「CanSatを制作するうえで特に苦労した点や工夫した点はありましたか?」

鴻くん「やっぱりプログラミングはすごく苦戦しましたけれど、担当の先生に何度も助けていただきました。」

 

広報部「今回制作したCanSatは「Sushi Sat」という名前にしたとのことですが、何か由来はあるのでしょうか?」

鴻くん「結構適当なのですが、衛星本体を入れるケースが真ん中部分にあって、それの色の配色をみたときに寿司に見えたってだけなのです。」

 

広報部「でも発想は面白いですね。今回、そんな高校生4人での挑戦でしたが、どんなチームでしたか?」

鴻くん「最初はお互いにあんまり話をしなかったのですが、一緒にミッションをこなしていくうちに会話も増え、最終的には良いチームだったと思います。」

 

広報部「では、いよいよアメリカの話に移りたいと思います。現地ではすべて英語でしたが、どうでしたか?」

鴻くん「高校1年生のときにニュージーランド語学研修に参加していたのでそれほど英語に関して不安はなかったです。」

 

広報部「学校での経験が活きたわけですね。ということは、アメリカ滞在中は特に困ったことなどなかったのでしょうね。」

鴻くん「実は、ぼくは卵アレルギーなので、食べ物でものすごく苦労しました。食べ物は日本からの持ち込みにしたのですが、お肉は検疫のため持って行くことができなかったし、いろいろ詰め込んでいたら重量も24 kgくらいで結構ギリギリになってしまいました。」

 

広報部「やはり海外では食べ物も大変なのですね。さて、到着して2日目に早速会場に向かったようですが、会場となったブラックロック砂漠というところはどのようなところでしたか?」

鴻くん「もともと塩湖で、地面がものすごく硬かったです。宿泊していたファーンリーのホテルから片道2時間もかかるので移動も大変でした。」

 

広報部「よく知る砂漠と印象は違うようですね。その後、実際に大会に出場し、CanSatを打ち上げましたが、結果はどうでしたか?」

鴻くん「今回、残念ながらアワードを獲得することができなかったのですが、自分の中では2回とも打ち上げに成功出来たことが本当にうれしかったです。」

 

広報部「印象に残った他のチームのCanSatはありましたか。」

鴻くん「やっぱり、東大のチームですね。ほとんどのチームがもうひとつの「Come Back Competition」という、着地点から目的地まで何m近づけるかという部門にエントリーしていたのですが、東大のチームはゴールまでたどり着けていたので本当にすごいなと思いました。」

 

広報部「では、最後に一言お願いします。」

鴻くん「はい。今回、このような本当に貴重な体験をすることができて良かったと思っています。」

 

広報部「それでは以上で終了です。ありがとうございました。」

鴻くん「ありがとうございました。」