tch_jsh2020
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正解のない課題に取り組む仕組みをいたるところに設定しています。普段の授業やレポート課題に加え、行事や体験、発表も大切な学習の場としています。自ら主体的に考え、調査やフィールドワークの結果を発表する。仲間との討論やグループ・ワークを通して自分の意見を相手に伝え、理解してもらう。そういう機会を提供することで、知識の活用力である「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」を養います。の未来を切り拓く。高1では、それまでの学びの集大成として4,000字以上の論文執筆を行います。興味があるテーマを設定し、仮説を立て、文献調査やフィールドワークを行いながら、自らの力で結論を導き出します。実際に足を運んでリサーチすることは、インターネットでは得られない生きた情報を手に入れることにつながります。そこから結論を導くための項目を立て、問題点の整理や検証をしていくことで、論理的に考え、文章を組み立てる技術を学びます。弁論大会の準備は、冬休みにスタートします。原稿づくりが、中1・中2生全員の宿題になり、学校、趣味、政治や国際情勢まで、生徒がそれぞれ、様々なテーマを選びます。個人の体験を踏まえたり、報道をていねいに読み込んだり、自分の気持ちや意思を伝えるために工夫をこらします。第3学期になると、クラス予選が始まり、代表が選ばれます。しめくくりは、2月に全員の前で行う発表です。各クラス1名の代表者が、アルママタホールで熱弁をふるいます。聴衆でもある生徒は、全員が審査員になります。内容に加えて、姿勢や発声も評価し、最優秀者には校長杯が贈られます。中学では教室での理科の授業とは別に科学実験の授業が週1回あり、3年間で約60テーマの実験を実施。実験の授業はクラスを2分割した20人前後の少人数制で、全員が実験器具に触れながら参加できるようにしています。授業では科学的思考の基礎を身につけるため、レポート作成用のプリントに沿って、観察→考察の流れを学びます。実験後は記述式のレポートの提出が必須で、個別添削指導が毎回受けられるため、分析力や思考力も飛躍的に向上します。高度な実験が可能な設備や実験器具も充実しています。■ 新大学入試制度への対応中学3年間で約60テーマに取り組む科学実験思考力と記述力を強化する中期修了論文説得力のあるプレゼン力を磨く弁論大会ROACTIVE MINDSETFLYING TO06TOKYO CITY UNIVERSITY JUNIOR AND SENIOR HIGH SCHOOL

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