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■ 身につけた力を、夢を実現する力に変える  「自分発見プログラム」■ 新大学入試制度への対応まず、身近な社会の理解からスタート。クラスの中での自分を見つめ、友人の気持ちを考えて行動できるようにします。多摩川徒歩ラリーでは仲間と一緒に地域社会を観察。林間学校や体験旅行では日本の自然と産業を体験します。次に、自分が今取り組んでいる勉強と、社会のつながりを考えます。社会人講演や企業研修などを通して社会の一端にふれ、中期修了論文を作成。これらを経て、文理選択調査など、現実的な進路選択に臨みます。そして、自分が進もうとしている学部はどのようなところなのか、その延長線上にはどのような世界が開けているのか。自己実現のために必要な学習の一環として、様々な進路探究活動がプログラム化されています。知識を体験に落とし込むことで、夢を実現する力を育てる正解のない課題に取り組む仕組みをいたることろに設定しています。普段の授業やレポート課題に加え、行事や体験、発表も大切な学習の場としています。生徒一人ひとりが主体的に考え、調査やフィールドワークの結果を発表する。討論やグループ・ワークを通して他の人に自分の考えを理解してもらう。そうした機会を数多く提供することで、知識の活用力である「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協調性」を養います。自ら考え、探求し、表現する主体的な学び中学3年間で約60テーマに取り組む科学実験説得力のあるプレゼン力を磨く弁論大会思考力と記述力を強化する中期修了論文高1では、それまでの学びの集大成として4,000字以上の論文執筆を行います。興味があるテーマを設定し、仮説を立て、文献調査やフィールドワークを行いながら、自らの力で結論を導き出します。実際に足を運んでリサーチすることは、インターネットでは得られない生きた情報を手に入れることにつながります。そこから結論を導くための項目を立て、問題点の整理や検証をしていくことで、論理的に考え、文章を組み立てる技術を学びます。弁論大会の準備は、冬休みにスタートします。原稿づくりが、中1・中2生全員の宿題になり、学校、趣味、政治や国際情勢まで、生徒がそれぞれ、様々なテーマを選びます。個人の体験を踏まえたり、報道をていねいに読み込んだり、自分の気持ちや意思を伝えるために工夫をこらします。第3学期になると、クラス予選が始まり、代表が選ばれます。しめくくりは、2月に全員の前で行う発表です。各クラス1名の代表者が、アルママタホールで熱弁をふるいます。聴衆でもある生徒は、全員が審査員になります。内容に加えて、姿勢や発声も評価し、最優秀者には校長杯が贈られます。中学では教室での理科の授業とは別に科学実験の授業が週1回あり、3年間で約60テーマの実験を実施。実験の授業はクラスを2分割した20人前後の少人数制で、全員が実験器具に触れながら参加できるようにしています。授業では科学的思考の基礎を身につけるため、レポート作成用のプリントに沿って、観察→考察の流れを学びます。実験後は記述式のレポートの提出が必須で、個別添削指導が毎回受けられるため、分析力や思考力も飛躍的に向上します。高度な実験が可能な設備や実験器具も充実しています。中学1年中学2年中学3年高校1年高校2年高校3年身近な社会を理解する勤労の意味を知る自分を知り職業を知る大学受験への意識を高めるどの学部で何を学ぶのか決定志望校の受験対策POINT06TOKYO CITY UNIVERSITY JUNIOR AND SENIOR HIGH SCHOOL

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