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2025年8月23日
中3 マレーシア異文化体験プログラム 報告
― 2025年7月26日〜8月4日 ―
この夏、本校の中学3年生22名が、マレーシアでの異文化体験プログラムに参加しました。希望者によるこの取り組みは今年で6年目となり、10日間にわたって学びと感動にあふれる日々を過ごしてまいりました。
文化も言語も生活も異なる地で、22名の生徒たちは互いに支え合いながら、家族のように迎え入れてくれたホストファミリーや現地校のバディたちと温かく心通わせ、大きく成長する姿を見せてくれました。その足跡を、以下にご報告いたします。
✈️【7月26日|1日目】出発 ― 異文化への第一歩
早朝の成田空港には、たくさんの保護者や担任の先生方が見送りに駆けつけ、見守る笑顔に包まれながら、私たちはJL723便でクアラルンプール国際空港へ旅立ちました。
初めての海外体験となる生徒も多く、不安と期待が入り混じった表情での出発でしたが、入国審査を無事に終えた後は、マレー料理に早速心を躍らせました。ナシゴレン、サテ、甘いタレのチクン・ウィング――味覚から始まる文化体験に、生徒たちは興味津々でした。
夜はクアラルンプール市内のホテルへ。いよいよ始まる異文化生活に胸を躍らせつつ、翌日からの活動に備え、ゆっくりと身体を休めました。
🏛️【7月27日|2日目】首都クアラルンプール探訪とホームステイ対面
この日は、国立博物館、王宮、独立広場など、マレーシアの歴史や文化を学ぶ名所を巡りました。壮麗な景観と多民族国家としての深い歴史に触れ、生徒たちの目も輝いていました。
午後はヒンドゥー教の聖地、バトゥー洞窟へ。ムルガン神の金色の像と300段を超える階段に挑戦し、洞窟内の寺院を訪れました。
夕方、ついにテメルロー村でのホームステイがスタート。盛大な入村式では、先生と生徒が英語とマレー語を交えたスピーチを披露。地域全体で迎えてくださる温かな雰囲気に、最初は緊張気味だった生徒たちの表情にも少しずつ笑顔がこぼれていきました。
🏫【7月28日|3日目】ホアリアン校入校と農業体験
この日は、現地の中華系私立学校「ホア・リアン校」に登校。歓迎の中華太鼓と舞踊、そして校内の明るい雰囲気に、生徒たちはすぐにバディたちと打ち解けていきました。英語・数学の授業を体験し、特にゲームを交えた英語の授業には「楽しかった!」との声が多く聞かれました。
午後はアグリツアーへ。ゴムの樹液採取、パーム椰子、牛の飼育場、養殖場など、普段の生活では出会うことのない現地産業に触れ、「目で見て学ぶ」貴重な体験となりました。
🏐【7月29日|4日目】理科実験と郷土料理体験
体育ではバレーボールとバスケットボール、理科ではペットボトルロケット作りに挑戦。芝生の広い校庭で打ち上げられたロケットに、歓声があがりました。
料理体験ではラマダン明けに食べられる「クトゥパ」を手作りし、日本のちまきに似た味に懐かしさを感じる生徒も。
午後は町の散策やセブンイレブンでの買い物、夕方にはソーラン節の練習も行い、充実した一日を過ごしました。
🐘【7月30日|5日目】野生動物とのふれあい
パハン州のスルタンの誕生日で学校は休み。象保護施設では象に直接餌をあげ、ディアランドでは動物たちとふれあい、ハリネズミや蛇との出会いに生徒たちは大興奮。
水浴び体験ではびしょ濡れになりながらも、自然の中で過ごすことの楽しさを身体いっぱいに感じていました。
🎨【7月31日|6日目】マレー・中華・インドの文化を学ぶ
この日は、マレー語講座、マレー太鼓演奏、中国語講座、そしてインド文化のライスアート体験と、多民族国家マレーシアの特色を体感する一日でした。
午後には凧作りや伝統遊び「チョンカ」に挑戦。文化を知るだけでなく、触れて感じることが、より深い学びに繋がっていることを実感しました。
👕【8月1日|7日目】修了式と友情の別れ
ホアリアン校での最終日。ロボティクスの授業では、自らの手で考え作る力を試される中で、生徒たちは話し合いを重ねながら形にしていきました。
修了式では、音楽科の先生の独唱、先生と生徒のスピーチ、そして生徒全員によるソーラン節の披露。バディや先生方との別れは名残惜しく、記念写真を撮る手が止まりませんでした。
夕方は民族衣装に合う帽子作りや「椰子の実ボーリング」など、マレーシアならではの遊びを満喫しました。
🌈【8月2日|8日目】地域とのふれあい、そして離村式
朝は地域の健康プログラムに参加。急きょ始まった折り紙教室や、現地からのリクエストによる先生の歌の披露など、自然な交流が生まれた時間となりました。
夜の離村式では、各家庭と心を通わせた生徒たちが感謝を込めてソーラン節を披露。誕生日の生徒へのサプライズもあり、会場は温かな笑顔と拍手に包まれました。
🇲🇾【8月3日|9日目】さようなら、マレーシア
最終日はKL市内でお土産を買い、ピンクモスクや首相官邸のある行政都市プトラジャヤを見学。
夜はスチームボート(鍋料理)で旅の最後を締めくくり、22時20分の便で日本へと帰国の途につきました。
🎓この経験を未来の力に
この10日間で、生徒たちは言葉の壁を越え、文化の違いを尊重し、友情を築くことの素晴らしさを学びました。家庭を離れ、異国の地で得た自信と感動は、きっとこれからの人生に大きな力となっていくことでしょう。
最後になりますが、今回の貴重な体験は、現地であたたかく迎え入れてくださったホストファミリーの皆さま、ホアリアン校の先生方と生徒の皆さん、丁寧にサポートくださったマレーシア現地スタッフの方々、そして何よりこの挑戦を信じ、笑顔で送り出してくださった保護者の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。
今後、生徒たちがこの経験を糧に、さらに視野を広げ、国際社会に貢献できる存在として成長していくことを心から願っております。