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2024年8月18日

中学3年生 マレーシア異文化体験プログラム

中学3年生の希望者が参加したマレーシア異文化体験プログラムが終了し、生徒達が無事帰国しました。
お世話になった皆さま、ありがとうございました。
以下はマレーシアに同行した教諭からの詳細な報告です。長文ですがぜひお付き合いください!

 

1日目。
成田空港で保護者の皆様に見送られ、生徒11名は元気に出発しました。夕方クアラルンプール国際空港に到着し、バスですぐ近くのホテルに移動し夕食。サテーという焼き鳥をピーナッツのソースをつけて食べる料理は絶妙でした。あんかけ焼きそばは、野菜やエビ、貝などたくさん入ってボリュームたっぷり。お腹いっぱいになった後、宿泊のホテルに移動。明日は市内観光をして夕方にテメルロー村へ移動しホームステイ!この異文化体験で、いろいろ学び大きく成長して日本に戻ってほしいものです。

 

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2日目。
ホテルを出て、午前はクアラルンプール市内の観光。国立博物館、王宮前、国家記念碑、独立公園広場などを見学。それぞれの場所でガイドさんからマレーシアの歴史や文化を学びました。王宮前マレーシアの王様は各州の藩王が5年ごとに持ち回りで就任し、今年の1月から新しくジョホールバル州の藩王が国王となっています。
午後はバトゥ洞窟の見学。長い階段の右前に巨大なヒンズー神の金の像があり、約300段の階段を上った先にヒンズー寺院があります。全員、上り下りを達成しました。
その後、テメルロー村へ移動し入村式。村人総がかりでお出迎えいただきました。代表生徒が英語とマレー語を交えて挨拶。その後、ホストファミリーと対面して各家庭へ車で移動しました。明日からいよいよ学校での交流です。

 

【教員】教諭(常勤講師含む) 2024勤務表_田中 望_マレー_5【教員】教諭(常勤講師含む) 2024勤務表_田中 望_マレー_15

3日目。
各家庭から集会所に7:30に集合し、ホアリアン校を全員で訪問しました。入校式では拳法の演武や踊りなど歓迎モードに本校生は圧倒されました。その後、1週間をともに過ごすバディと対面しました。
午前は全員、数学と英語の授業。数学ではバディとのペアでパズルゲーム。頭を使ったゲームで、授業とは思えない面白さがありました。また、ランチもバディと一緒。
昼食後は学校をあとにして、最初に天然ゴム林、ヤシ油林の見学。地理で学習したプランテーションを間近で見ることができ、天然ゴムの汁を直に触れるいい機会になりました。また、パハン川(マレー半島で一番長い川)沿いの養魚場を見学しました。すべてのプログラムを終え、無事生徒たちはステイ先への帰宅しました。

 

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4日目。
1時間目は体育の授業。卓球とドッジボール。日本とは異なりボールが2つで、かつ膝から下を当てなければいけないというルールで、最初生徒たちはかなり戸惑っていた様子でした。
その後おやつの時間を挟んで理科。ペットボトルロケットを作って飛ばす授業。最後は地理の授業。首都名クイズと、いろいろな都市を紹介する写真を使った絵本を作る活動。そしてcanteenで昼食。授業を通して少しずつバディとの会話が増え、距離が近づいている感じでした。
午後はバスでバニラ農園の見学へ。見学の前にバニラアイスクリームをもらいました。植えてから実がなるまで3年9か月かかるそうです。その後も実際のバニラの匂いをかがせてもらったりしました。

 

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5日目。
早いもので半分経ちました。本日の1時間目は英語。インド系の先生が担当。学校の中をオリエンテーリングしながら、英語の問題に答える形式。中華系のことわざも入っていて、生徒は四苦八苦でした。
2時間目は数学の授業。さいころの使ったゲームでは、サイコロを振って移動するのだが、相手が置いた色のマスに止まるとマスの数だけお金を払い、最終的にお金を持っているチームが勝ちという、いろいろ考えなければならない要素が多い。日本の数学とは違い、ゲームの体験しながら数学的な考えを養う授業でした。
3時間目はマレー語のレッスン。初めてのマレー語でしたが、バディが手伝ってくれながら、あいさつや会話文の作成など興味を持って取り組んでいました。
今日のアクティビティーは集会所でcongkak(チョンカ)というマレーシア人ならば誰でも知っているゲーム大会と、ココナッツを利用したボーリング大会。終わった後、最終日に披露する『ソーラン節』の練習をして、各家庭へ戻りました。しっかり踊ることができるよう頑張ってほしいものです。

 

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6日目。
1時間目には本校生が日本の古くからの遊びを披露しました。あやとりとけん玉と折り紙の3種類でしたが、どれも現地の生徒に人気。授業終了後、他の現地校の生徒も来て楽しそうに遊んでいました。なお、この3種類は生徒にプレゼントしました。
2時間目はマレーシアの文化の授業。民族楽器の体験と、「ディパパリ」というヒンドュー教のお供えの絵で、描く道具はなんと着色された米だそうです。
3時間目はなんと中国語!漢字はなんとなくわかっても発音が難しい。中国人のバディが手伝ってくれて、本校生の自己紹介を中国語で仕上げる作業をグループで行いました。昼食時は慣れてきて会話もだいぶ弾むようになりました。
午後はバスでパハン川のほとりまで移動し散策をしました。また、川のほとりでも同行の女性たちに請われて写真を撮りました。さらに集会所に戻って明日のソーラン節の練習。

 

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7日目。
いよいよ学校は最後の日です。
午前はホールでLEGOとモーターを使って車を完成させる…はずでしたが、図面もなく作成に四苦八苦。結局走らせるところまで行かず、普段やることがない生徒は大変だったようです。
その後、ホールでClosing Ceremony。中国独楽の演舞などあり、本校からはみんなでソーラン節を披露しました。終了後、現地校の生徒が一緒に写真を撮ってほしいと押し寄せた生徒もいました。最後のバディとの昼食後、食堂で記念撮影をして、ホワリアン校を出発しました。
村の集会所に戻り、バティック(ろうけつ染め)体験。夕方、マレー衣装に着替えて村長さん宅でのフェアウェル・パーティー。最初にマレー舞踊をいくつか披露してくれました。その後、本校生のソーラン節を再び披露して拍手喝采。すると現地民を巻き込んでソーラン節を真似してもらい、ものすごい盛り上がりでした。また、マレー舞踊を見様見真似でやるように本校生も指示されてチャレンジし、大盛り上がりのパーティーでした。ホアリアン校の生徒も昨年に続き10名が参加し、楽しい夜でした。

 

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8日目。
朝、テメロー村とお別れ。午前のアクティビティまでテメロー村の方が数名バスに同行。バスの車内で昨日のソーラン節のカラオケのリクエストがあり、生徒が歌い車内は盛り上がっていました。
アクティビティの場所に到着後、エレファント・サンクチュアリー(象の保護区)とディアランド(鹿園)の見学。蛇を触れるポイントでは、大蛇を首に巻く生徒もいて、動物と戯れるいい機会となりました。昼食後、テメロー村の方と完全にお別れ。最後の最後まで見送りしていただき、生徒一同感動していました。
その後クアラルンプールに戻りホテルへ。夕食後、ツインタワーを背後に写真撮影。楽しむ一方で行事も終わりに近づいている寂しさが生徒それぞれの表情に表れていました。

 

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9日目(最終日)。
クアラルンプール市内でB&Sプログラム。3〜4名に1人の現地学生が付き、市内の観光地巡り。それぞれが行きたいところを自由に周り、交流を深めました。
午後はプトラモスク(ピンクモスク)と首相官邸の見学。イスラム教徒のモスクは半ズボンは不可。神聖なる建造物の中を静かに見学していました。途中、モスクのガイドさんが英語で話しかけてきましたが、途中から日本語に変わり、かなり上手に話していました。どうやらガイドさんは大学時代に日本で勉強していたそうです。お盆休みに入ったこともあり、日本人観光客もいて、久々に日本人の日本語を聞いたと話している生徒もいました。
その後、夕食をレストランで食べて、帰国の途につきました。参加した生徒が、表面だけを見ずに目立たない場所で努力している人たちへの感謝の気持ちを持ってくれることを願います。

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