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2025年9月3日
高1 ニュージーランド語学研修報告
― 2025年8月4日(月)〜8月20日(水)・17日間 ―
この夏、本校の高校1年生38名が、ニュージーランド・オークランドにある St. Ignatius of Loyola Catholic College にて語学研修を行いました。参加人数は近年最多。これまでお世話になってきた市内の男子校から、今回は設立3年目の新しい共学校に舞台を移し、フレッシュな雰囲気の中での学びと交流が実現しました。
初めての共学校での学び
落ち着いた雰囲気のカトリック校での生活は、本校の男子校文化とはまったく異なる新鮮な体験。カトリックのミサに参加し、学校文化や価値観の違いを肌で感じることができました。
ウェルカムセレモニーでは歌や踊り、スピーチで心のこもった歓迎を受け、生徒代表スピーチと歌でお返ししました。学校全体の温かさとホスピタリティが、異文化への第一歩を大きく後押ししました。
バディ制度で学ぶ「生きた英語」
本研修では1人ずつ現地生徒(バディ)がつき、彼らの授業に一緒に参加します。英語だけでなく数学や理科、宗教、ダンスなど、日本では味わえない授業も多く、生徒たちは日々刺激を受けていました。
初めは英語が苦手だと言っていた生徒も、自然と会話が増え、表情に自信が見えるように。机上の学習では得られない「生きた英語」を体感できたのは大きな成果でした。
週末はホストファミリーと過ごす日々
放課後や週末はそれぞれのホームステイ先での生活。アウトドアや旅行、ショッピングなど、家庭ごとの時間を共有する中で、多様な価値観に触れる機会となりました。家庭の温かさと会話の積み重ねが、異文化理解をさらに深めてくれました。
小学校訪問での交流活動
2週目には近隣の St. Jones Elementary School を訪問。グループに分かれて折り紙を教えたり、現地の小学生たちと遊んだりする中で、文化を超えたコミュニケーションの楽しさを実感しました。
「小学生はかわいいと同時に、いろいろな質問をしてくるので英語で答えるのが大変だった」と話す生徒も多く、英語を使う楽しさと難しさを同時に感じるよい経験になったようです。
フェアウェルセレモニーと感動の別れ
研修の最後にはフェアウェルセレモニーが行われ、本校生は国歌「君が代」を斉唱し、ソーラン節を披露、スピーチで感謝の気持ちを伝えました。現地生徒たちの中には涙を流す姿もあり、心温まる交流の深さを実感する時間となりました。
お別れの後、最終日は班ごとにオークランド市内を散策し、思い思いのレストランで食事やお土産購入を楽しみ、充実した研修を締めくくりました。
異文化体験を未来の力に
17日間にわたる語学研修を通じ、生徒たちは英語力だけでなく、文化や価値観の違いを受け止め、尊重し、共に学ぶ力を身につけました。この経験は、自信と視野の広がりをもたらし、これからの成長を支える大きな糧となるはずです。
最後になりますが、このプログラムを支えてくださった St. Ignatius of Loyola Catholic College の先生方・生徒の皆さん、温かく迎えてくださったホストファミリーの皆さま、そして参加を後押ししてくださった保護者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
本校は今後もこうした国際体験の機会を通じて、生徒たちが世界に羽ばたくための力を育んでまいります。