-
過去の
お知らせ
スクールライフ
2025年6月14日
中学1年生 科学実験「赤血球」
ヒトの血液の中には赤血球と呼ばれるものがあり、それらは主に骨髄で作られます。赤血球は酸素を身体の隅々に運んだり、その後二酸化炭素を肺に運んだりと、血液の中でとても重要な働きがあります。
今回の実験ではニワトリの血液から赤血球を取り出し、光学顕微鏡で観察。ヒトの赤血球との違いを調べながら、その違いについて考えます。
実験では、実際にニワトリの手羽先から骨髄を取り出し、それをシャーレーの中でニワトリの血液と同じ濃度の生理食塩水と混ぜ、スライドガラスに薄く延ばした後、カバーガラスを乗せてプレパラートを作ります。
取り出した血液を光学顕微鏡で観ると、気泡が多いことに気づきます。なるべく気泡を避けたところに照準を合わせ、観察します。
その後、着色されたニワトリとヒトの赤血球とを観察し、違いを確認します。最も大きな違いは核があるかないかです。有核か、無核か、ということです。ヒトの赤血球は無核です。では、なぜ無核なのか?生徒たちはその言葉に耳を傾けながら、レポートを書いて提出します。
次回の実験も楽しみです。