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スクールライフ
2023年2月24日
弁論大会が行われました。
2月22日(水)5,6限、弁論大会が行われました。中学1、2年生が冬休みに原稿を書き、3学期のHRの時間を使ってクラス予選を行いました。
クラス代表に選出された13人の弁士は、皆、甲乙つけがたい弁論を披露しました。その多くは、世相を表すもので、戦争や人種差別、偏見といったテーマを元に、時に強く声を上げ、私たちに問いかけていました。
戦争はしてもいいのか。悪いのか。
生徒たちに戦争を肯定するかのような迷いがあることに気づかされました。しかし、中には自分の祖父の戦争体験(被ばく)をもとに、叔母の早い死や、自分のことを取り上げ、まだ、戦争は終わっていないことを訴えた生徒もいました。
また、障害や、他人との違いを個性として受け止める考え方を論じ、差別や偏見を克服する道を示してくれた弁士もいました。その弁士の堂々とした姿勢を見ながら、人の心を打つということは、こういうことをいうのか、と感心をいたしました。
また、ゼロを取り上げ、最も幸せな生き方を教えてくれた弁士もいました。これはとてもユニークな発想で、興味深く聞き入ってしまいました。自分が死ぬ時に何も残したくない、という結論には、お金ばかりが人生ではないということを伝えたかったのかもしれません。
残念ながら、今年も教室でのリモート弁論大会でしたが、内容は濃く、生徒たちの成長を感じられた良い弁論大会だったと思います。